Rubyのインストール

MacbookRubyをインストールしたので覚書です。

macにはrubyが既にインストールされている。
しかし、プロジェクト毎に使うRubyのバージョンは違うため、複数のRubyをインストールしておき、rbenvを使って切り替える必要がある。

使用環境 macOS catalina10.15.7

1. Command line tools

Homebrewを使うために必要。
XCodeiOS/MAC OS用アプリの統合開発環境 6GB程ある)をMac App Storeからインストールすると中に含まれているが、容量が大きいのでこちらの方法で行う

  1. Command line toolsをインストール
    xcode-select --install

参考資料
Rails Girls インストール・レシピ
MavericksでCommand Line Tools for Xcodeをインストールする - Qiita
Xcodeをインストールする方法【iOSアプリの統合開発環境】 | TechAcademyマガジン

2. Homebrew

MacOS用のパッケージ管理システム(Package Manager)
rbenvをインストールするために必要

  1. Homebrewをインストールする
    /user/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
  2. brew doctor Homebrewに問題がないか確認
    Your system is ready to brew と表示されればOK
  3. brew update Homebrewをアップデートし最新パッケージリストを取得する
    Already up-to-date. と表示されればOK

    • brew search パッケージ名 パッケージを検索する
    • brew install パッケージ名 パッケージをインストールする
    • brew uninstall パッケージ名 パッケージをアンインストールする

    • brew list インストールされたパッケージのリストを表示する

    • brew upgrade Homebrewのアップデートに加えて、Homebrewでインストールしたパッケージのアップデートも行う
    • brew -v Homebrewのバージョンチェック
    • /user/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/uninstall)" Homebrewとインストールしたパッケージのアンインストール

参考資料
MacにHomebrewを導入する方法 - Qiita https://qiita.com/3yatsu/items/47470091277d46f3fde2
Command Line Tools のインストール
brewのupdateとupgradeの違い - Qiita
【簡単】MacにHomebrewをインストールする方法と基本的な使い方|新卒エンジニアの開発日記

3. rbenv

異なったバージョンのRubyを切り替えるソフトウェア

  1. rvenvをインストール
    ruby-build(Rubyをインストールするrvenvのプラグイン)も同時にインストールされる
    brew install rbenv
  2. シェルにrbenvを設定する(rbenvを使い始める準備をするが 、ターミナルを開く毎に必ず実行する必要があるので、シェルの設定ファイルに追記する)。
    1. rbenv init
    2. ~/.zshrcにeval "$(rbenv init -)"を加える
  3. シェルを再起動する
  4. 適切にrbenvが設定されたか確認する curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-doctor | bash
  5. 公開されているRubyの安定版バージョンを表示する。
    rbenv install -l
  6. Ruby公式サイトでもRubyの安定版最新バージョンを確認する。
  7. Rubyの安定版最新バージョンをインストールする
    rbenv install 2.7.2
  8. Rubyの他の使いたい安定版バージョンをインストールする
    rbenv install 2.6.6
  9. インストールされrbenvが知ってい全Rubyバージョンを表示する
    現在アクティブなRubyバージョンには*が付いている
    rbenv versions
  10. 現在アクティブなRubyバージョンを表示する
    rbenv versionまたはruby -v
  11. 使用するRuyのバージョンを切り替える
    rbenv global 2.7.2

rbenv global と rbenv localの違い

fjordbootcampで質問し、回答いただき理解したことをまとめました。

rbenv global : 全体で有効になる

使用例
原則として安定版の最新バージョンのRubyを指定する

確認方法

  1. インストールされているRubyの各バージョンを確認 keikoimamura_—_-zsh_—_97×50.png
  2. 現在設定されているRubyの全体バージョンを確認する (「~/.rbenv/version」は全体バージョンの設定ファイル) keikoimamura_—_-zsh_—_97×50.png
  3. rbenv globalでRubyの全体バージョンを変更する keikoimamura_—_-zsh_—_97×50.png
  4. Rubyのバージョンが変わったことを確認する keikoimamura_—_-zsh_—_97×50.png

rbenv local : 今いるディレクトリだけで有効になる

使用例
プロジェクト毎に設定して、「このプロジェクトで使うRubyのバージョンはこれ」と固定する

確認方法

  1. 新しいディレクトリを作成し移動する new_dir_—_-zsh_—_97×50.png
  2. 現在のRubyのバージョンを確認する(まだ、globalで設定されたバージョンが有効になっている) new_dir_—_-zsh_—_97×50.png
  3. rbenv localでこのディレクトリでのRubyのバージョンを変更する 「.ruby-version」ファイル(このディレクトリだけで有効なバージョンが書き込まれている)が作成されている new_dir_—_-zsh_—_97×50.png
  4. このディレクトリのRubyのバージョンが変更されたことを確認する new_dir_—_-zsh_—_97×50.png
  5. homeディレクトリに戻り、Rubyの全体バージョンは変わっていないことを確認する keikoimamura_—_-zsh_—_97×50.png
  6. new_dirに戻り、「.ruby-version」ファイルを消すと、new_dirディレクトリも再びRubyの全体バージョンに依存するようになる new_dir_—_-zsh_—_97×50.pngnew_dir_—_-zsh_—_97×50.png

参考資料
rbenv/rbenv: Groom your app’s Ruby environment
パッケージ管理システム Homebrew
Mountain Lion に rbenv を導入 - hrysd の旧ブログ
RVMからrbenvに乗り換えてRuby2.0.0-p0を入れる - 納豆には卵を入れる派です。
【macOS Sierra】Mac OSX 10.12 macOS Sierra にRuby + Rails4 開発環境の構築 【初心者必見】 - Qiita
Homebrew + rbenv 環境の Ruby を 2.1.0 に変更する | deadwood
Ruby  バージョン変更に苦戦 | goemonhanaのブログ